地震発生時の対処法 (場所別に紹介)
その1 家の中にいるとき
- 丈夫な机などの下に身をかくし、頭を守る。
- タンス、本棚、つり下げ物、窓ガラスなどから離れる。
- 揺れがおさまってから、火の始末をする。
- ドアを開け、避難口を確保する。
- あわてて外へ飛び出さない。
- そこの厚いスリッパや厚手の靴下などを履いて足を保護する。
その2 劇場、デパートなどにいるとき
- 天井からの落下物や窓ガラスなどに注意しながら安全な場所に避難する。
- 劇場などでは、持ち物で頭をかばいすばやくイスの間に身をひそめる。
- あわてて出口や階段に殺到しない。
- 誘導灯や、避難誘導者の指示に従い、秩序正しく行動する。
- エレベーターによる避難はしない。
その3 道路を歩いているとき
- ビルの窓ガラスの破片、看板などの落下物に注意し、持ち物などで頭を守る。
- 狭い路地や塀ぎわから遠ざかる。
- 老朽建物やがけなどの危険箇所から遠ざかる。
- 近くの丈夫なビルや広場などに一時避難し、様子を見る。
その4 地下街にいるとき
- 誘導灯や避難誘導者の指示に従い、あわてて出口に殺到しない
- 地下の火災では、煙や有毒ガスが充満しやすく危険なので、出火を見つけたときは、近くの消火器などですばやく消火する。
- 脱出は、壁づたいに行うとよい。
その5 地下鉄に乗っているとき
- あわてて自分勝手に行動せず、乗務員の指示に従って避難する。
- 線路横には、高圧電流が流れているので電車外には、勝手に出ない。
- 階段、ホームにいた場合、転落しないように姿勢を低くして固定物につかまりながら避難する。
その6 自動車を運転しているとき
- あわてて急停車せずに、徐々に減速し、道路の左側に停車しエンジンを止める。
- カーラジオで災害情報などを聞く。
- 警察官、消防職員、消防団員の指示に従う。
- 避難するときは、キーをつけたまま歩いて避難する。
その7 学校にいるとき
- 教室内では、机の下にもぐって落下物などから身を守り、あわてて外に飛び出さず、教職員の指示に従う。
- 廊下、運動場、体育館などでは、中央部に集まってしゃがむ。
- 実験室などでは、薬品や火気に注意し、避難する。
- 通学経路が危ないこともあるので、勝手に帰宅しない。
その8 高層ビル内にいるとき
- 上層階では、地表より揺れが大きくなることがあるが、倒壊の危険は極めて小さいので、丈夫な机などの下に身をかくす。
- 日ごろから、非常口を確認しておく。
その9 エレベーターの中にいるとき
- すべての階のボタンを押し、一番近い階で止まったらすぐに降りる。
- 停電などでドアが開かなくなったら、緊急連絡ボタンを押し、指示を待つ。
その10 駅やホームにいるとき
- 時刻表や蛍光灯などの落下に注意する。
- カバンなどで頭を保護し、近くの柱に身を寄せるか、ベンチの下にもぐり込む。
- ホームに落ちないように注意する。
その11 競技場などにいるとき
- 揺れがおさまるまでその場で様子を見る。
- 場内放送や係員の指示に従い行動する。
- 出口に殺到しないようにする。
- 出口よりも、グランド中央に避難する方が安全なこともある。
その12 浜辺にいるとき
- 真っ先に津波の心配をする。
- 揺れがおさまるとすぐにビルの屋上か高台に避難する。決して自動車を使わない。
- 高台が見つからないところでは、海から上がって、できるだけ海から遠い場所まで逃げる。
- 海岸で「津波フラッグ」を見かけたら、速やかに避難を行う。